2025年12月23日

十二支のお話をしました🍈🍊

 早いもので12月も終わりに近づき、年の瀬を感じます。十二支のお話を子どもにしました。「十二支は知っているかな?」と聞くと、「知っているよ。」と声も返ってきました。「ねずみでしょ、牛でしょ・・。」と指で数えながら動物の名前を言います。「みんなの知っているお話と同じかな・・・」子どもたちは、興味津々にお話を聞いてくれました。

 昔々、神様が動物たちを集めると、1月1日に御殿に来た順に、12の年の大将を決めることにしよう・・・と伝えました。動物たちは、ワクワクして、自分が一番になろうと意気込みます。ところが、猫は神様の話を聞いておらず、ねずみに尋ねました。ねずみは、猫に「1月2日の朝だよ。」と、うそをついてしまうのでした。。

 「僕は、足が遅いから!!」と牛は、ゆっくりと前の晩から出発しました。ねずみは、こっそりと牛の頭に隠れ、神様の家に着いた瞬間にひょいと頭から飛び降りて、ねずみが一番になりました。そして、牛は2番に、3番はトラ、4番はうさぎ、5番は龍、6番は巳、7番は馬、8番は羊、9番は、サルとなりました。

 サルに続き、10番に鶏、そして、11番に犬と12番にイノシシが駆け込んできて、12の年の大将が決まりました。「今年の大将は、巳(ヘビ)だったけど、来年の大将は、誰か知っているかな?」と聞くと、「馬」と教えてくれました。

 十二支のお話の後には、元旦に年神様を迎え、一年の豊作と家族の安全を祈願する日本の伝統的なお正月の料理であるおせち料理についても話しました。子どもたちも、「食べたことがある。」と教えてくれるなか、食材にはそれぞれに意味があることも知らせると、真剣に耳を傾けて聞いてくれていました。

数の子…子宝に恵まれますように。

黒豆…元気に暮らせますように。

かまぼこ…紅白の色合いで「めでたさ」を表し、半円形が初日の出を連想させる縁起物です。

だて巻き…巻物をかたどっています。賢くなれますように。

鯛…めでたい!と縁起の良い魚です。

田作り…豊作になりますように。

エビ…長生きできますように。

レンコン…明るい見通し

昆布…よろこんぶ

来年のお正月には、今日話したことなどを話題にあげてみてくださいね。

 十二支を最後に、みんなで言いました。「ね・うし・とら・う・たつ・み・うま・ひつじ・さる・とり・いぬ・い」みんな上手に言えました。でも、猫はというと・・・1月2日の朝にやってきて、門番に「何を言うとる。集まるのは、1月1日の朝じゃ!お前は顔を洗って出直して来い!」と追い返されてしましました。それからというもの、猫はねずみを追いかけるようになったそうです。🐁🐈