2025年6月5日
覚えよう心肺蘇生法!
水遊びが始まる前に、こども園では、大切な救急法を毎年この時期に学んでいます。今年も、総社市消防署の小倉さん、妹尾さんが来てくださり、心肺蘇生やAEDの使い方、けいれんを起こしたときの対処法を教えていただきました。もし、心臓や呼吸が止まってしまった人の治療は、まさに1分1秒を争います。救命の可能性は時間とともに低下しますが、救急隊の到着までの短時間であっても救命処置をすることで、高くなります。
毎年、勉強している心肺蘇生ですが、いざ実践となると緊張します。




意識がない人を見つけたときには、先ず周りの安全確認をします。そして、なるべくたくさんの人に声を掛け、救急車を呼ぶ人、AEDを持ってきてくれる人、一緒に心臓マッサージをしてくれる人を集めます。

肩をやさしくたたきながら声をかけ、反応があるか、呼吸をしているかを確かめます。

胸骨圧迫(心臓マッサージ)は胸の真ん中を押さえます。手を重ね、手の付け根で大人の場合は、胸が5㎝沈むまで圧迫しますが、とても力が必要な動作です。

つま先を立てて座ります。

ゴリラの姿勢になるように押さえます。1分間に100~120回の速いテンポで30回連続して絶え間なく圧迫します。『強く、早く、絶え間なく』行うことが大切です。

AEDが到着したら、傷病者の近くに置きます。

電気パットを貼り付けると、「体から離れてください。」の音声メッセージが流れ、自動的に心電図の解析が始まります。

電気ショック後、直ちに胸骨圧迫30回と人工呼吸を2回の組み合わせをします。

いざ実践です。









二人組になり、30回数えながら胸骨圧迫をしました。肩に力が入りますが、まずまずできました。次は、こども園に救急車が到着するまでの約10分を意識し、一人1分間の心臓マッサージをしましたが、とても長く感じ、終わった時には「は~!!」と声が漏れるほどかなり体力を使いました。救急車到着までの間、命をつなぐ心臓マッサージをやり続けるためには、周りのたくさんの人に協力してもらうことが大切な事だと感じました。

けいれんを起こしたときは、回復体位

人工呼吸の仕方

小児、乳児の場合の心臓マッサージ
乳児の場合は、手の平ではなく、指で胸の真ん中を押さえます。
胸骨圧迫(心臓マッサージ)・AEDの使い方のほかに、けいれんを起こしたときの対応も教えていただきました。職員一人一人の意識も高めながら、いざというときに対応できるようにしたいと思います。6月20日には、子どもたちが楽しみにしているプールや水遊びが始まります。プールや水遊びは大きな危険も伴います。子どもたちにも水遊びの危険性を知らせながら、安全に楽しんでいきたいと思います。